「ヴァーチャル・ライト」ウィリアム・ギブスン(角川書店)

ウィリアム・ギブスンの「ヴァーチャル・ライト」を読んだ。1993年の作品。ギブスンはサイバーパンク小説の元祖。最初の作品「ニューロマンサー」は 1984年で、これに加えた「カウント・ゼロ」と「モナリザ・オーヴァドライヴ」をサイバースペース三部作と呼…

「ヴィーナス・シティ」柾悟郎(早川書房)

柾悟郎の「ヴィーナス・シティ」を読んだ。なんか、何年ぶりかでSFを読んだよ。大昔に買ったの。書かれたのは1992年で、オンラインゲーム的なサイバースペースの世界を1992年の知見で書いてる。現在はWebのほうが進化してるのがおかしかった。ボディスーツ…

「ウェブ進化論」梅田望夫(ちくま新書)

Web2.0を解説した本として話題のもの。サブタイトルは「本当の変化はこれから始まる」と。メインは、グーグル、ロングテール理論、オープンソース、マス・コラボレーション(ウィキペディア)などの第二世代のネットサービスの解説だ。Web1.0がリアルワール…

「才能の森」扇田昭彦(朝日新聞社)

朝日新聞の演劇担当記者である扇田昭彦氏による演劇人紹介本。1968年に演劇担当となった扇田氏は多くの演劇人と交流があった。それらの人について、朝日新聞社の「一冊の本」(月刊誌)に連載していたものをまとめた本。登場する演劇人は、寺山修司や唐十郎…

「テレビはなぜつまらなくなったのか」金田信一郎(日経BP社)

日経ビジネス記者の金田氏による「TV WARS」解説。サブタイトルは「スターで綴るメディア興亡史」。日経ビジネスに2006年1月〜3月に「TV WARS テレビウォーズ」のタイトルで連載していたもの。テレビがつまらなくなった理由を解説する本としてまとめた。扱っ…

「小劇場が燃えていた」小森収(宝島社)

サブタイトルは「80年代芝居狂いノート」。80年代に週刊演劇ニューズレター「初日通信」を発行していた編集長・小森収氏の、80年代小劇場演劇ブーム回想録。「解説」を期待したんだが、回想録だった。で、私が芝居を見始めたのとかなり近いので、とても懐か…