あひるなんちゃら「ハワイで農園」@中野テレプシコール(1/14夜)2000円
昨年のパラドックス定数公演で唯一印象に残った役者・大塚秀記が出ているので見た。一部で高い評価があるみたいだが、私は初見。
ゆるゆる会話系。不条理で間抜けな会話が続く。見てる間にずっと考えていたのは、「なぜ同じゆるゆる会話でも、テレ朝の『時効警察』の三木聡の会話がスリリングなのに、コレではどきどき感がないのか?」ということ。
1、ボケに対してツッコミがあるから(ボケっぱなしのほうがいい)
2、一幕一場でテンポが出ないから(映像とか使って変化があると楽かな)
3、わかりやすいネタになっている(わかりやすいのが喜ばれるからか)
なんか、不条理さに欠ける感じがした。これだと、コント系のお笑いグループがやってるものに近いような感じがしてしまった。わかりやすく、笑いのとりやすいもの。まあ、それはそれでありなんだけどね。
単に私が、どきどき感のあるもののほうを好む、ということだ。三木聡とか中野俊成とか岩松了とか。もちろん、ケラとかブルースカイとかもだ。「不条理さ」をあえてよけて通ってんだろうなあ。