UEFAカップ一回戦1st「ボルトン対ロコモティヴ・プロフディフ」@フジテレビ739(スカパー)

欧州チャンピオンズリーグの次に位置づけられる大会。チャンピオンズリーグに出れなかったチームを集めたヨーロッパの大会だ。予備予選を行い、全80チームによりホームアンドアウェーの一回戦が行われる。これで勝ち残った40チームを5チームずつの8つのグループに分けてグループリーグの戦いを行う。ボルトンフェイエノールト(小野)、サンプドリア(柳沢)、マルセイユ中田浩二)などが参加している。

さて、ボルトンの一回戦ファーストレグをスカパーのフジテレビ739が急遽生中継した。理由は、今年ボルトンに移籍した中田ヒデがデビューするからだ。前に所属したフィオレンティーナではもうずいぶん公式戦に出ていない。ようやく出場の機会を得たのが、UEFAカップという重要な試合だ。弱小チームだったボルトンUEFAカップに出るのは初めてだ。記念すべき試合に中田が出る。

実際に画面に中田が映るまでは、ほんとうに出るのか不安だった。事前に予想されてはいたが、ボルトンの監督が秘密主義らしく、前もってスタメンを発表しない人なんだとか。どきどきした。

なので、ユニフォームを着た中田が画面に大きく映ったときには感動してしまった。胸のスポンサーはリーボックボルトンのホームスタジアムの名前もリーボックスタジアムだと。

さて、中田はフル出場した。随所にいいプレーを見せてた。ボルトンは終始攻めまくっていた。けど、点が入らない。逆に一発の逆襲を食って、前半に失点。0−1で後半に。ボール支配率は圧倒的なんだろうし、コーナーキックの数もものすごく多かった。チャンスはいっぱいあるのに、点が取れない。

最大の原因は、縦に飛び出すプレーがないからだ。中田が中央でボールを持ち、ためても、そこで飛び出すやつがいないので、キラーパスのチャンスが生まれない。サイドに開くやつはいるのだが・・。

そこいらは、練習で理解を深めるしかない。飛び出せば中田がパスを出す、という共通理解が形成されないと。サイドからはいいチャンスがいっぱいあったんだけど、高さで負けてて、ゴールが生まれなかった。

それでも後半、カウンターからロングパス一本でゴールが生まれ、終盤には中田がからんで、逆転した。良かった。たぶん、セカンドレグでも勝てる。充分チャンスはある。中田がチームに溶け込めば、強くなれるチームでもある。楽しみだ。

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