「インストール」@DVD(ツタヤ)

蹴りたい背中』で芥川賞を史上最年少で受賞した綿矢りさのデビュー小説を映画化した思春期ドラマ。話題作をブームに乗って仕掛けた企画モノ。

主演は上戸彩で、監督が片岡Kで、脚本が大森美香。テレビ屋さんのお仕事だ。悪い意味じゃない。作品が作品だけに、逆に期待してみた。ワンアイディアの感覚小説で、文体の面白さを映像にするというのは、簡単なことじゃない。テレビ屋さんの感性のほうが期待できるってもんだ。

予想通りの感覚映画。映像テクもちょいと使い、セリフもセンスで勝負してる。とりあえず上戸彩の魅力爆発で、おしゃれに決めている。そこそこ及第点・・・なんだろうなあ。

なんか、上戸も片岡K大森美香も、もっともっとやれるのに、そこそこのとこで仕上げました、って感じ。予算と制作期間に見合ったできばえということか・・。

こういうハンパな映画があるから、韓国映画にバカにされるんじゃないのか、とも思った。でも、デートムービーとしてはこれで充分なんだろうなあ。やっぱバカにしてるかなあ。

●ネットおかまをやってる小学生が、生きる目的を失いつつある登校拒否のジョシコウセイ(上戸)をさそって、ネット上でエッチな会話(チャット)の相手をつとめるバイトを紹介。二人でエロの世界を堪能する。

allcinemaonline
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=320891