日英親善ラグビー早稲田大×オックスフォード大(9/17)

かつて、日英大学親善ラグビーと言ったら、日本にとっては大きなイベントだった。全然勝てなかったから。日本側からは大学の単独チームではなく、卒業生(社会人)も混ぜたオール早稲田のようなカタチで戦った。それでも大差で負けたもんだ。しかし近年、そんな意味は完全になくなり、ただのシーズン前の調整ゲームになっている。理由はイギリスの大学チームが弱くなったためらしい。日本のサッカーで、Jリーグというプロ組織ができて以来、大学のサッカーが弱体化したが、それと同じことがイギリスのラグビーで起きたのだとか。優秀な子は高校からプロへ行くのだ。で、この日のオックスフォード戦は早稲田の調整不足もあり接戦となったが、帳尻を合わせる形で勝った(22-20)。これで早稲田は対日英親善大学対抗戦で4連勝。
いいんだけど、それにしても調整遅れが気になる。というか、「調整遅れ」というのはごまかしで、いろいろできていない。タックルが甘いのは、シーズン前にケガしないように(選手層が薄いので)という配慮だと思うので問題ない。スローフォワードも「トライ(挑戦)」だと理解できるので問題ない。やっぱキャッチミスが気になる。FWの第三列の弱さも問題だし、ハーフとバックス7人のうち、四年ばかり(三原の代わりに首藤だとして)なのも気になる。矢富、曽我部、今村、首藤、菅野の5人が四年。五郎丸が三年だ。長尾(2年)が使えそうだとわかったのが唯一の収穫。長尾は去年から期待してた。今年は曽我部がいるのでセンターだが、来年はSOに戻るかもしれない。その意味で今年センターなのは逆にいいかも。しかし、もう一人ぐらい1年か2年の子が欲しい。つっても、枠としては菅野のとこぐらいだ。菅野は県立福島高校出身(私の母校)なので頑張って欲しいのだが。リザーブで入っていた田邊ってのは啓光学園出身の1年生らしいが、どうなのかしら?