地上波「電車男」@フジテレビ(9/17)

地上波で映画「電車男」をやってたので、見た。ドラマ版があまりにもひどかったので、見るのをためらっていたのだが、中谷美紀を久々に見たいと思って。

よくできたラブ・ファンタジーだねえ。テレビドラマと比べ、きちんと丁寧に作られている。ホンがちゃんとしている。でもって、圧倒的に役者がいい。山田孝之がちゃんと作っているのもすごいが、中谷美紀が完璧に演じているのが素晴らしい。なんか、申し訳ないとは思いながらも、伊東ダイコン美咲と比べてしまって・・・。あと伊藤淳史のひどい芝居とも・・・。まあ、ドラマのほうはホンもひどいんで、役者だけの責任でもないんだけど。それにしても、伊東美咲はあんまりだよな。あんなバカオンナに惚れるか、と思ってしまう。美人だけどさ。

あと、主人公のヲタクも、バカ人間とダメ人間は違うんで、気が弱いダメ人間だからといって、いいやつはいっぱいいるんだから、それを表現しないといけないわけで、それを山田孝之と台本はきちんと表現してた。素晴らしい。

しかし、あんな中谷美紀みたいなヒトって、めったにいないよなあ。あと、秋葉原は広いから絶対に会えないよなあ。まあ、だからこそファンタジーなんだけど。

それにしても、ドラマのひどさってなんなんだろうと思った。「下北サンデーズ」は回によって脚本と演出が違ってて、それがクオリティにダイレクトに反映してた。役者の問題もある。昨日、オフィス・クレッシェンド制作のドラマ「カクレカラクリ」ってのを見た。ストーリーが面白そうだったのだ。実際、なかなか推理劇として凝ってたし、小道具も映像も良かったんだけど、あれはどういうことなのよ役者たち。メインの役者5人が学芸会というか、棒読みアイドル揃いで、何を表現しているのかわからんシーンとかもあったという・・。作ってるスタッフはやる気なくなったんじゃなかろうか。腹たったろうなああああ。

アキハバラ@ディープ」もドラマはひどかったっけ。映画にもなるらしいが、こっちはキャスティングからして期待できそうだ。

今のテレビドラマって、末期症状なんだろうか・・・。