地上波テレビ映画「世界の中心で愛を叫ぶ」

行定勲監督。ベストセラーになった純愛小説の映画化。ドラマにもなって話題になった。カップルの二人は、長澤まさみ森山未來。小説にはなかった設定として、男の子のほうが大人になった役として登場(大沢たかお)。またその恋人が柴咲コウ。この二人、必要だったのかなあ。というか、現在から振り返って、過去の若い頃の純愛を思い出して描いているんだが、そういう二重構造はなくても良かったような・・・あっても悪くないけど。純愛をピュアに描いても良かったような気がした。まあ、ボーイミーツガールで、娘のほうが不治の病で死んでしまう、なんてえひどいストーリーをそのまま映画にするのはプライドが許さなかったのかもしれんが。お子ちゃまは原作そのまんまでも楽しめるんだろうが、大人はヒネリがないと、と考えたのかもしれん。しかし、結局は純愛ファンタジーだから、リアリティなくていいような気がする。