「約三十の嘘」@ツタヤDVD

劇団MONOの土田英生作品を映画化したもの。もともとが舞台作品なので、列車の車内だけで進行する作品。登場人物も6人限定。6人による会話劇。ウソをついているのは誰だ?

6人のサギ師集団が、集団サギによって数千万円をゲット。が、帰りの車中で現金が消えた。誰が持ち逃げしたのか、サギ師同士のウソのつきあいと、犯人探しが始まる。なんせ、サギ師なので、犯人探しは困難。

が、ウソのつきあいが提示されるのかと言うと、違っていた。それぞれが怪しいやつであると提示。金を持ち逃げする動機をみんな持っている、と。んなわけで、どんでん返しの連続が続く。

で、結局のところ、愛が提示され、平和なとこに落ち着く。おいおい、こらあ!って感じ。

サギ師なんだから、「いい人」で終わっちゃダメだろうに。そんな日本人好みの終わり方でいいのか?

ひねりがなかったなあ。毒もないし、カゲもない。やさしいサギ師さんたちの、愛の物語。なんか、むかつく。

AllCinemaOnline
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=321201