劇場版「WXIII 機動警察パトレイバー」@ファミリー劇場(スカパー)

パトレイバーの劇場公開シリーズ第三弾。だが、全然違う。第二弾が作られたのが1993年。この第三弾は2002年公開だ。監督は高山文彦で、脚本はとり・みき。なぜとり・みきが?

原作者のゆうきまさみに「廃棄物13号」という作品があるらしいが、それをモチーフにパトレイバー版として作られたらしい。人間の細胞とがん細胞の融合で生まれた巨大生物が大活躍する展開。暴走する怪物を警察や自衛隊とかと協力して特車二課がやっつける。ありがちで陳腐なモチーフを、素直な展開で進行させる。活躍するのも特車二課のめんめんじゃなくて、刑事。なので、熱血だったり、マッドサイエンティストだったり、ラブストーリーだったりで、クールさが全くない。パトレイバーの最大の特色であるクールさが全くないのだから・・・。

普通のSFアニメだった。ガイアックスあたりが作りそうな作品。決してダメな作品とは思わないが、まあ、普通。ストーリーも会話のスタイルも普通だったが、映像的にも全然普通。

WXIIIはwasted 13。意味は調べてない。

公開にはいろいろトラブルがあったようだ。次回作は、ないのかなあ。まあ、押井さんはさらなる未来の攻殻機動隊の世界があるから・・・。

パトレイバーファンサイト
http://patlabor.org/