2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧
★★★キム・ギドク監督作品。美しく残酷、というキム・ギドクの王道を行く作品。少女の援助交際と、それを知った父親の苦悩を描いている。つくりが丁寧だし、毎度のように、人間の悲しさをきちんと描いている秀作。特に、錯乱した父親が、援助交際をやってる大…
★近未来アクション。管理された施設で暮らす人々。夢のアイランドへいつか旅立てることを目標として暮らす。が、実は彼らはみな臓器提供用のクローンだったという・・・。ヒューマニズムがメインだが、ほんとにそうなのか、とか感じてしまう。エゴを否定でき…
★フジテレビの大ヒット映画「踊る」シリーズの派生作品。登場人物の一人である真下正義を主人公にした。お金を使って作ってる。が、テロが現実味がない上に、主人公のユースケがまたリアルじゃない。その他多くもリアルじゃない。しかし、ファンタジーってほ…
★キム・ギドク監督作品。日本公開は2005年だが、韓国公開は2001年。キム・ギドク好きの私だが、この作品はいまいちな感じ。悪くはないが、どこに感情移入していいもんか、わからん。韓国の田舎の複雑な現実が列挙されてる。昔の田舎には、日本だって暴力があ…
★★★★塩田明彦監督作品で、オウム真理教を素材として扱っている。傑作。塩田監督は「月光の囁き」(普通の高校生同士の恋愛を描いているが、男子のほうがアブノーマルなものを求めたことで起きる不幸。変態なんて、大人になれば普通のことなのに。丁寧な描き…
★2004年のサンダンスで話題となったものらしい。不条理サスペンス映画。ある日、自分の部屋に箱が届いた。・・・よくわからん。
★劇団新感線の人気芝居が原作。なので原作は中島かずきだが、脚本は戸田山雅司が担当。監督は滝田洋二郎。舞台で主演もした市川染五郎が映画でも主演。ヒロインは宮沢りえ。舞台のように美しい映像絵巻、なんでしょうが、映画だと普通に見えた。ストーリーも…
★★宇多田ヒカルのダンナの紀里谷和明が監督した作品。この人、宇多田のPVを懲りに凝って撮ってる。CG多用。原作は70年代前半に人気を博したTVアニメ「新造人間キャシャーン」。ストーリーが意味なく複雑で、キャシャーンの出自などを設定しているが、…
★原作はしりあがり寿の漫画。監督は宮藤官九郎。主演は長瀬智也と中村七之助。ホモな二人の珍道中。ビジュアル的な面白さが満載だが、なんか、いまいち。散漫なんでしょうか。登場人物の造形とかすごいんだけど。荒川良々や松尾スズキ、中村勘三郎など、見所…
★宮崎駿のジブリ作品。主人公の声は木村拓哉。お城が動き、ドアが四つの世界と通じているという設定は面白かったが、戦争がどうの、というストーリーに入り込めなかった。
★★★監督がスピルバーグで主演はトム・クルーズ。SFの古典で、HGウェルズの原作。ある日突然宇宙人が襲ってきた、という単純明快なストーリー。で、舞台がアメリカなので、普通ならみんなで力を合わせ、軍事力も駆使して戦うのだが、トム・クルーズは家族…
★「スターウォーズ」のシリーズ最終作。前2作の主人公であるアナキン・スカイウォーカーがダースベイダーに堕ちる過程が描かれる。また、アナキンの妻パドメは身ごもった。これが後のルーク・スカイウォーカーだ。そういったツジツマはきっちり描かれるが、…
ウィリアム・ギブスンの「ヴァーチャル・ライト」を読んだ。1993年の作品。ギブスンはサイバーパンク小説の元祖。最初の作品「ニューロマンサー」は 1984年で、これに加えた「カウント・ゼロ」と「モナリザ・オーヴァドライヴ」をサイバースペース三部作と呼…
柾悟郎の「ヴィーナス・シティ」を読んだ。なんか、何年ぶりかでSFを読んだよ。大昔に買ったの。書かれたのは1992年で、オンラインゲーム的なサイバースペースの世界を1992年の知見で書いてる。現在はWebのほうが進化してるのがおかしかった。ボディスーツ…
オダギリジョーと柴咲コウの共演。監督は犬堂一心。犬堂さんと言うと、「伝説のワニジェイク」と「ジョゼと虎と魚たち」の印象しかない。この映画も、淡々と丁寧に描いていたが、印象が弱いなあ。圧倒的に「伝説のおかま」役の老人・田中泯が素晴らしい。「…
「復讐者に憐れみを」「オールドボーイ」に続くパク・チャヌク復讐三部作の第三弾。前二つはいまいち楽しめなかったが、この作品はかなりよかった。 前に楽しめなかったのは、復讐の動機がいまいち弱い感じがしたから。そんなことで復讐してるより、他にやる…
原作を読んだのは25年ぐらい前。すごく感動した。「ある日、銀河高速道路の建設のため、地球を爆破しに宇宙人がやってきた。抗議する地球人に対し、近くの星に50年も前から建設計画は発表になってるので、それを見ていないお前らが悪いと抗議を無視して、あ…
2006年から見た70年代以降の演劇史ベスト20 1.第三舞台とその後の小劇場ブーム 2.新感線が大手芸能事務所と提携プロデュース公演 3.ぴあ創刊とチケットぴあ開始 4.つかこうへいブームと直木賞受賞 5.RUPがジャニーズ俳優で公演 6.三谷幸喜と宮藤官九郎…
1963 ■状況劇場旗揚げ「恭しき娼婦」 1964 1965 1966 1967 ■天井桟敷旗揚げ「青森県のせむし男」 1968 1969 ■状況劇場、新宿中央公園事件「腰巻お仙・振袖火事の巻」■「少女都市」公演中の状況劇場と天井桟敷が渋谷で乱闘 1970 1971 1972 1973 1974 ■つかこ…