「ユリイカ」

ユリイカ」はバスジャック事件の生き残りたちのその後を描いた作品。3時間半は長いよ。監督は「レイクサイドマーダーケース」の青山真治。この映画は、PTSDを受けた「生き残りの人たち」を描いているとされるが、彼らを通した「周囲の人の勝手な干渉と無関心」を描いていたと思う。それが素晴らしい。事件のときは勝手に噂して干渉し、その後は無関心。ほったらかし。それじゃやっぱり「殺していいんじゃないの」と思われても仕方ないよ。