実写版「くりいむレモン」@テレビ東京(1月12日深夜)

ロリコンエロアニメの元祖と言われるオリジナルアニメ「くりいむレモン」は80年代に一世を風靡し、シリーズ化され40作以上も作られた。海外にも輸出され、ジャパニメーションの代名詞ともなった。それを、「リアリズムの宿」の山下敦弘監督で2004年に公開された。

原作アニメでは、小学生みたいな妹と、ロリコン兄貴との禁断のエロエロやりまくりを描いていたが、この実写版では普通の青春純愛ものになってた。登場人物も女子高生と大学生で、血のつながりのない兄妹。禁断度はかなり薄く、またロリコンが社会的に認知されている現代なので、普通に欲情し、普通にエッチしているようにしか見えなかった。また、その関係が親に発覚した後の逃避行には違和感が。ましてや、勝手に追い詰められていく様は、なんだかよくわからないことに。

最近は、純愛ものが腐るほどあふれているわけで、なにも「くりいむレモン」まで純愛にしなくてもいいだろ、と思ってしまった。もっとさらっと描けると思うのに、なんかしらないけどやたらと引っ張るのもどうかと。血がつながらない、すでに大人、ロリコンは普通、というハンデがある上で、ちゃんと「禁断」を描かないと、成立しないように思ったよ。

AllCinemaOnline
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=320724

こんな解説も
http://homepage3.nifty.com/ccp/hihyou/9lemon.html