「ソウ」@ツタヤDVD

テレビで予告編を見て以来気になっていた映画だ。芝居っぽい作りのような印象があり、期待してた。密室劇のような感じ。ふと目が醒めると見知らぬ部屋にいる。足が鎖でつながれていて逃げ出せない。部屋の反対側には知らないおっさんが同じ状態で。部屋の中央には、頭を銃で撃ちぬいたおやじの死体が・・・。

いったい、何がどうなっているのか、という不安の中、徐々に事情が明らかになっていく。ポケットに入っていたカセットテープやメモを頼りに、ヒントをたどっていくことで、状況が見えていく。はたして、何が起きているのか・・・。

もっと、ナゾだらけで終わるのかと思ったら、ほぼ全部の事情が説明されてしまった。あと、密室以外の場所もいっぱい登場して、普通の映画だった。回想シーンとして、6ヶ月前からが提示されるし。結局は、かなりのご都合主義に終始。どんくさい刑事と、有能な犯人の対決。できすぎだよな。でもまあ、凝りに凝った映像が素晴らしくって、なかなかに楽しめた。でもやっぱり、密室心理劇を中心に構成してほしかったような・・・。